「烏合の衆(うごうのしゅう)」は、人の集まりを評価する場面で使われる四字熟語です。ニュースや評論、ビジネス文脈でも見かけますが、強い否定的ニュアンスがあるため、使い方には注意が必要です。本記事では、烏合の衆の意味、使い方、誤用、類語との違いをやさしく解説します。
烏合の衆の意味
烏合の衆とは、規律や統率がなく、まとまりのない人の集まりを意味します。
一文での定義:統一された目的や指揮がなく、ばらばらな集団のこと。
烏合の衆の使い方
この言葉は、集団としての弱さや未熟さを指摘する文脈で使われます。多くの場合、批判的・評価的な表現になります。
- 統率が取れていないチームや集団
- 方針や目的が共有されていない組織
- 数は多いが連携が取れていない集まり
人を直接非難する響きが強いため、第三者の集団を客観的に述べる使い方が無難です。
烏合の衆の例文
日常会話
- 「作戦もなく集まっただけでは、烏合の衆になってしまう。」
- 「指導者がいないと、すぐ烏合の衆になるね。」
ビジネスシーン
- 「目的が共有されていなければ、組織は烏合の衆に陥ります。」
- 「統率を欠いたままでは、烏合の衆と評価されかねません。」
烏合の衆の誤用・間違いやすい使い方
よくある誤用は、単に人数が多い集団を指して使うことです。
烏合の衆は、「多い」ことではなく、統率がないことがポイントです。
- ×「人が多いイベントなので烏合の衆だ」
→ 統率の有無が不明 - ○「指揮系統がなく、烏合の衆のような状態だった」
誤用されやすい理由は、「烏(からす)が群れる」というイメージだけで理解してしまうためです。
烏合の衆の類語・似た言葉との違い
- 寄せ集め:偶然集まった人々。評価は中立的。
- 無秩序:秩序がない状態を指す一般語。
- 即席集団:短期間で作られた集団。否定的とは限らない。
烏合の衆は、集団としての未熟さを否定的に評価する点が特徴です。
烏合の衆はビジネスで使っても大丈夫?
使える場合
- 組織論や一般論としての説明
- 抽象的・比喩的な分析文脈
避けた方がよい場合
- 特定の個人や部署への直接的な評価
- 社内外の公式文書
言い換え表現
- 「統率が取れていない集団」
- 「目的が共有されていない状態」
- 「連携不足のチーム」
烏合の衆についてよくある質問
Q1. 強い悪口ですか?
A. 否定的な評価を含むため、使い方によっては強く受け取られます。
Q2. 会話で使っても問題ありませんか?
A. 使えますが、相手や場面への配慮が必要です。
Q3. 書き言葉向きですか?
A. はい。会話よりも文章で使われることが多い表現です。


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