「二の舞(にのまい)」は、失敗やよくない出来事を同じ形で繰り返すことを表す言葉です。ニュースやビジネス文書でも見かけますが、使いどころを誤ると意図が伝わりにくくなります。本記事では、二の舞の意味から使い方、誤用、類語との違いまでをやさしく解説します。
二の舞の意味
二の舞とは、過去の失敗や好ましくない結果を、反省や改善がないまま再び繰り返すことを意味します。
一文での定義:同じ失敗を再度くり返すこと。
二の舞の使い方
二の舞は、すでに起きた失敗を踏まえ、同様の結果が再発することを指す場面で使います。多くの場合、注意喚起や再発防止の文脈で用いられます。
- 過去のトラブルと同じ原因が放置されているとき
- 対策を講じなかった結果、同様の失敗が起きたとき
- 「同じことは繰り返さない」という意図を示したいとき
将来の予測として使うこともありますが、過去の具体例が前提になる点が特徴です。
二の舞の例文
日常会話
- 「前回と同じ準備不足じゃ、また二の舞になりかねないよ。」
- 「あの失敗の二の舞は避けたいね。」
ビジネスシーン
- 「前回の不備を改善しないと、二の舞になる恐れがあります。」
- 「同様のミスを繰り返さないよう、二の舞防止策を講じます。」
二の舞の誤用・間違いやすい使い方
よくある誤用は、良い結果を繰り返す意味で使ってしまうことです。
二の舞は、原則として悪い結果に用いられます。
- ×「成功の二の舞を狙う」
→ 成功の反復には不向き - ○「失敗の二の舞を避ける」
誤用されやすい理由は、「同じことを繰り返す」という部分だけが強調され、評価(悪い結果)が抜け落ちがちだからです。
二の舞の類語・似た言葉との違い
- 轍を踏む:前人の失敗と同じ道をたどること。やや文語的。
- 繰り返し:評価を含まない中立的表現。
- 同じ過ち:口語的で分かりやすいが、慣用表現ではない。
二の舞は、過去の失敗を踏襲する点が明確で、注意喚起に向いています。
二の舞はビジネスで使っても大丈夫?
使える場合
- 再発防止を目的とした報告・提案
- リスクを共有する会議資料
避けた方がよい場合
- 個人の責任を強く指摘する場面
- 感情的になりやすい対話の最中
言い換え表現
- 「同様の失敗を繰り返す」
- 「再発する」
- 「前回と同じ結果になる」
二の舞についてよくある質問
Q1. 将来の出来事に使えますか?
A. 使えますが、過去の具体的な失敗が前提になります。
Q2. 口語と文章、どちらでも使えますか?
A. どちらでも使えます。ビジネス文書でも一般的です。
Q3. 強い表現ですか?
A. 失敗の再発を示すため、使う相手や場面には配慮が必要です。


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