「けんもほろろ」は、相手に冷たくあしらわれた様子を表す言葉です。文学作品や会話文で見かけることがありますが、意味を正しく知らないと使いにくい表現でもあります。本記事では、けんもほろろの意味、使い方、誤用、類語との違いを、やさしい日本語で解説します。
けんもほろろの意味
けんもほろろとは、相手の話や頼みごとを取り合わず、冷たく無愛想に断るさまを意味します。
一文での定義:相手に対して非常にそっけなく、冷たい態度を取ること。
けんもほろろの使い方
この言葉は、人の態度や応対の冷たさを描写するときに使われます。感情的な非難というより、状況を淡々と表す表現です。
- 相談やお願いをしたが、冷たく断られたとき
- 話しかけても取り合ってもらえなかった場面
- 期待していた反応と正反対だった状況
多くの場合、「返事」「態度」「扱い」などの言葉と一緒に使われます。
けんもほろろの例文
日常会話
- 「相談したのに、けんもほろろな返事で驚いた。」
- 「あいさつしただけなのに、けんもほろろだった。」
ビジネスシーン
- 「提案に対して、先方はけんもほろろな反応でした。」
- 「問い合わせをしましたが、けんもほろろな対応でした。」
けんもほろろの誤用・間違いやすい使い方
よくある誤用は、単に断られただけの場面で使ってしまうことです。
けんもほろろは、態度の冷たさがポイントです。
- ×「忙しいと言われて断られたので、けんもほろろだった」
→ 冷たさが不明確 - ○「理由も示されず、けんもほろろに断られた」
誤用されやすい理由は、「断られた=けんもほろろ」と短絡的に捉えてしまうためです。
けんもほろろの類語・似た言葉との違い
- にべもない:そっけなく断ること。やや古風で近い意味。
- 冷淡:態度が冷たいことを直接的に表す言葉。
- 素っ気ない:やや口語的で柔らかい表現。
けんもほろろは、態度の冷たさを印象的に描写する表現である点が特徴です。
けんもほろろはビジネスで使っても大丈夫?
使える場合
- 状況説明として第三者の対応を描写する文章
- 直接的な批判を避けつつ、冷たさを伝えたいとき
避けた方がよい場合
- 相手本人への指摘
- 公式文書や契約関連の文章
言い換え表現
- 「そっけない対応」
- 「冷たい反応」
- 「簡潔で配慮のない返答」
けんもほろろについてよくある質問
Q1. 悪口になりますか?
A. 冷たい態度を表すため、使い方によっては批判的に受け取られることがあります。
Q2. 会話で使っても自然ですか?
A. 使えますが、やや文章語寄りの表現です。
Q3. 若い世代にも通じますか?
A. 意味を知らない人もいるため、補足や言い換えがあると安心です。


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