🔹導入
「確信犯」という言葉は日常会話でもよく使われますが、
- 本来の意味は?
- 間違った使い方とは?
- どういう場面で使うのが正しい?
- そもそも確信していれば何でも確信犯なの?
など、多くの人が誤解したまま使っている言葉の代表例です。
この記事では 「確信犯」の意味・正しい使い方・例文・類義語・よくある誤用 をわかりやすく解説します。
まずは結論からお伝えします。
🔹結論
「確信犯」とは、自分の行為を “善いこと” だと信じて行う犯罪 のことです。
日常会話で使われる「わざと悪いことをした人」という意味とは、本来まったく異なります。
🔹「確信犯」の本来の意味
「確信犯」は元々、倫理学・社会学の専門用語です。
- 自分の行為が正しい・善いと確信している
- その信念に基づいて行う犯罪行為
を指す言葉で、「悪いとわかっていながら行う犯罪」とは逆の意味です。
✔ 例
宗教的・政治的信念にもとづき、本人は正義だと信じているが、社会的には犯罪とされる行為。
🔹正しい使い方
✔ よくある使い方
- 社会問題や倫理的議論の文脈
- 本人に強い思想・信念があるとき
- 本人は正しいと思っているが、法律では犯罪となる行為
✔ 間違いやすい使い方(誤用)
×「わざと悪いことをしたから確信犯だ」
→ これは誤用です。
本来の「確信犯」は 悪いことをしている自覚がない 犯罪のことです。
✔ 正しく言い換えるなら
「わざと悪いことをした」は 故意犯 が正しい表現です。
🔹例文
✔ 正しい例文
- 彼の行動は政治的信念に基づく、いわば確信犯的なものだ。
- 本人は正義と信じており、確信犯的に法律を破ったわけではない。
✔ 誤用されがちな例文
(話し言葉では通じるが、本来の意味では間違い)
- わざと遅刻したなんて確信犯だよ。
→ 正しくは「故意に遅刻した」「わざと遅刻した」が適切。
🔹類義語・対義語
✔ 類義語
- 思想犯
- 信念犯
✔ 対義語
- 故意犯(悪いと知りつつ故意に行う犯罪)
🔹関連するよくある疑問
Q1. 誤用でも通じるの?
→ 日常会話では通じますが、ビジネス・公的文書では避けるべきです。
Q2. 辞書でも誤用が掲載されている?
→ 誤用が広まりすぎたため、両方の意味を併記する辞書も増えています。
Q3. ビジネス文章ではどう使う?
→ 誤解を避けるため、**「故意に〜した」「意図的に〜した」**と書く方が安全です。
🔹まとめ
この記事では「確信犯」について解説しました。
- 本来の意味:信念に基づいて“善”だと信じて行う犯罪
- 誤用:わざと悪いことをする人のこと
- 正しい使い方:思想・倫理・社会学などの文脈で使用
誤用が広まりやすい言葉ですが、正しい意味を知ることで文章も会話もより的確になります。
言葉の理解が深まると、コミュニケーションの質も変わります。
ぜひ今日から正しく使ってみてください。


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